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2018_1 Here and There in Japan

 

年が明けて一週間で八甲田へ戻った。友人を八甲田に連れてきてはじめてのバックカントリースキーをさせてハマらせることをライフワークにしている。

 

ここ最近の新たな遊び仲間になってくれた伊勢丹の敏腕バイヤーAyaさん。山と雪と旅と酒が好き。合格。

 

時に八甲田は感動の景色を眼前に披露してくれる。本日、我が人生に、なんの文句もございません。

 

時にはロープウェーが強風で止まることがある。本日、我が人生は、大荒れで先行き不明です。

 

ロープウェーが止まると、やることがないから仕事をする。この頃から、Wi-FiとPCさえあれば、いつでもどこでも旅をしながら仕事をできるのではないか、と薄々感づいていた。

 

翌週は新潟にいた。一日で100cm降る豪雪の日。

 

取引先であり旅仲間のWEST松澤さんを訪ねると決まって夜は自宅に招かれる。自宅で自作のどぶろくを呑まされる。明日の朝、体調が悪かったら取引停止だな。

 

その足で飯山の友人の自宅へ。今は不在だけど自由に入って仕事していていいよ〜、と自宅を提供してくれるのはいいのだが、いったい彼女にはそんなに何に急ぐことがあるのだろう。

  

野沢飯山にも通い続けるうちにたくさんの仲間ができてきた。通えば通うほど、その地を盛り上げたい想いを共有することになる。郷に入れば、良い部分も悪い部分も知る。僕らに何ができるか。何を恩返しできるか。旅しながら、モノを売りながら、考える日々は続く。

  

自身初の展示会を東京で開くために準備。この頃はまだオフィスなどなく自宅で仕事をしていた。お金もなかったから、搬入もタグ付けも資料作りもすべて自分たちの手作りだった。什器はウチの自宅の家具を運んだ。
 
会議室の一室を借りて古巣の仲間がおこなう合同展示会に混ぜてもらい、この一年の旅路で出会ったブランドを無造作に並べた。ヘルメットとカヤックと水筒とコップ。いろいろな人から「何をやりたいの?」と聞かれた。本当は定まっていなくて、自分自身そんなの分かっちゃいないのだが、「僕にできることは、旅をして出逢ったヒトと、魅了されたモノを紹介するだけなんです」と嘯いていた。

 

僕の甘言に惑わされて前の会社を辞め、この秋から我が家に住み込みで手伝ってくれているタカが全力でサポートしてくれた。毎日毎晩、二人で深夜まで、真剣に話し合った。ゼロからのたった二人の挑戦だった。

 

知己のバイヤーが来場し、僕たちにオーダーを出してくれた。僕たちを信じて注文をくれた。本気でやるなら協力するよ、とビックアカウントのバイヤーさんも飛び込んできてくれた。

 

やってきたことは間違ってないぜ、タカ。

 

この喜びはアイツとだけしか分かち合えない、特別な記憶だ。

 

hodaka