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2018_11 San Francisco & Denver, USA

 

翌月は休む間もなく、もうひとつの探求の地、USAへ。

 

今回の旅の友は、9月に加入してくれた恵子ちゃん。古巣の時からの縁で一緒に手伝ってくれることとなった。タカとスガヌマに続く四人目の旅の道連れ。社内の営業事務、カスタマーサービス、総務人事、そしてセクハラ倫理委員会までやってくれるスーパーウーマン。

 

慌ただしい出発前日に「成田で投函するわ!」と言って持って出た郵便物を、サンフランシスコの空港でカバンの中から見つけても、なんとかしてくれる。すばらしい。

 

「ウチは全員が毎年一回海外に出かけられるから。アソビもシゴトでシゴトもアソビだから」と誘った。そしたら「サンフランシスコに行きたい」と言うので、アメリカへ。陽光うららかな西海岸の風を浴びながら、とりあえず趣味の店をアテンドしてあげるオジサンに撤する。

 

「西海岸のオーガニックなレストランに行ってみたい」と言うので。とりあえず言われたままのモノを食べるオジサンになる。確かにウマかったな。

 

「アメリカで食べるピッツアもいいと思う!」と言うので。へい、仰せのままに!とそうやってまずは満足させるオジサンになる。

 

翌日、詳しいことは触れずにそのまま引きずって、スポーツ&アウトドアの祭典であるデンヴァーの展示会に連れて行く。マッチョな男ばかりの世界で、デンヴァーの初冬は極度に乾燥していて(湿度15%だったっけな)女性の肌には信じられないほど優しくない、ということは、到着してから教えることにしていた。

  

そしてこの街には、ビールとハンバーガーしかないことも黙っておいた。

  

この街の夜は、連日スキーしか頭にない山バカとディナーが続くことも、一ヶ月ぶりに会うSweetチームとのメシに至っては「みなまで言うな!ステーキで決まり!」と先月から決まっていたことも、もちろん黙っていた。

  

馴れないハードな酒に「日本のビールが恋しい…」と嘆くのだが、日本のビールに関しては、どこかがなにか決定的に間違っていることもその地で教えることにした。

  

コレに至っては…。コイツらを日本に連れて来て誤解と解くまで死ぬ気で売ってやる、と固く心に誓う。

  

そんな中でのメインイベントは、新たなブランドとの出会い。昨冬のデンヴァーでスガヌマが触手を伸ばしたこのブランドを始めることになった。カナダのウィスラーを拠点にするゴーグルソック。このときが始めての対面。

  

カナダの新たな友は、そんな僕の旅の友を気遣って、デンヴァーの郊外のオーガニックレストランに招待してくれた。

 

「いやあ、いいヤツらだな。このブランドを本気でやろう!」

 

「だったらカナダで会えば良かったじゃん!早くこの街を去りたいっ!」

 

 

hodaka