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2018_2 Denver, USA

 

展示会を終えた翌日、新たな旅の道連れを求めて飛び立つ。時代はジュール・ヴェルヌの時代よりせわしなくなり、十日間で世界一周。

 

アメリカDenverで開催されている世界最大の展示会Outdoor Retailer Showへはじめて赴く。新たなひとりの旅仲間と。

 

十年来の僕の取引先であり旅仲間だったスガヌマという男がいる。彼はアウトドアショップでバイヤーを勤め、一緒にこの十年共に仕事をしてきた。

 

僕らはこの十年いつも、店終わりの居酒屋で、一緒に出かけた山で、将来やりたいことを夢のように話していた。自分たちのブランドを持ちたい。自分たちの店を持ちたい。自分たちの力でやりたい。アウトドア業界やスキー業界を変えたい。

 

彼は僕の新たな旅路にジョインすることを決意してくれていた。しかし、このときはまだ彼は別の仕事をしていた。それなのに、有給休暇を使って自費でこの旅を共にしてくれた。

 

彼はこの業界で二十年以上バイヤーをしていた。彼の眼によるブランド探しは僕とまったく異なるものだった。「コレ、うまくやれば売れると思うんだよな〜」という彼の呟きをデンバーで何度聞いたことか。僕は信じて委ねてみることにした。

 

またいくつかヘンなのを探し当ててしまった。どうなっていくか楽しみだ。

  

旅の楽しみは、展示会だけにあらず。とにかく街を歩き、メシとサケを探し、その地を知る。

  

この街はビールの生産量が全米一。街角には100以上のブリュワリーやタップルームがある。非常にけしからん。展示会より真剣に廻ってしまった。
 
スガヌマがやはり一度は見てみたいと言うので、アメリカはやはりアメリカだった。真剣勝負だけど作為ある構成。それを盲信的に支えるプレイヤーと観客。興行としてのエンターテイメントプロスポーツとして完成されている。「いろいろずるいけどそこまでそれをやられたら面白いわ!」という極めてアメリカ的な催し物です。

 

アメリカにもまだまだやりたいことが増えてきそうだ。

 

 

hodaka