
長旅から帰国した翌日に、「海外で疲れただろうから、卵かけご飯食べつつ山に行こうよ、4時半集合ね。」と誘ってくれる友人を持てて幸せである。南仏のテリーヌから、上里サービスエリアの卵かけごはんの落差は、嫌いじゃない。だってすごくないですか?卵かけごはんのおかずが卵かけごはんなんですよ。このスペックでフランスのミネラルウォーターペットボトル一本と同じ値段。イイ国だ。

なんだかんだと帰ってくると、柔らかな初夏の日本の山がいちばん好きなことに気づく。

こういうところでテントを張って、地酒を飲みながらあーだこーだ話すのがいちばんだ。

和食に飢えているだろうと、友が用意した行動食は寿司だった。マルセイユが海の街だということをたぶん知らないのだろう。それにしてもいつ買ったんだ?大丈夫なのか?

手頃でありながら、宗教登山のドキドキもあり、コンパクトでいい山である。

和食に飢えているだろうと、友が用意した昼食は、沢水キンキンの冷やし中華だった。
中華料理はヨーロッパのどこにでもあるのをたぶん知らないのだろう。そもそもこれは和食じゃねえじゃん。

まあ、でも、どっちでもいいじゃん。うまいんだから。

まあ、そうだな、どっちでもいいか。うまいし。
hodaka